総合病院勤務のメリット

看護師が活躍できる場所と言われた際、比較的多くの人がイメージするのが病院だろう。とはいえ、一口に病院と言っても勤務地によって仕事内容が異なるため、事前にその特徴について知っておくことが大切と言える。
そういった数ある選択肢の中でも、経験や技術の向上を目的としている看護師に向いている勤務地の一つが、総合病院だ。総合病院とは、その名の通り内科や外科を問わず、様々な病気や怪我の診療を行う病院とされている。

この総合病院で働く上で得られるメリットの一つが、スキルの向上だ。
病院の規模によって若干の違いはあるが、中には10種類以上の診療科があるケースも少なくない。当然求められるスキルは異なるため、仕事を通して自然と様々な技術を身に付けることができる。
また、一般的に研修医の役割とされている採血や点滴といった基本的な仕事も、総合病院では看護師が行う。
このように、基礎から高い技術まで幅広く経験できる総合病院は、スキルアップを目指す上で最適の職場と言える。

そしてもう一つのメリットとして、やりがいが挙げられる。
同じ大規模として知られる大学病院が地域を問わずさまざまな患者を受け入れるのに対し、総合病院は地域に比重を置いて医療を行っているのが特徴だ。そのため、必然的に患者との距離が近くなり、親密な関係を築き上げることができる。
こういった患者とのコミュニケーションなど、治療以外の部分において自分の存在意義を実感できるという点で、やりがいを感じることができる。